心に残るコト
こんなコンサートに出掛けた

フルサイズのグランドピアノを1台設えたステージは
黒のモノトーンで統一され落ち着ける空間を造っている
坂本龍一が前框を静かに叩く「合図」で「歌」が始まる
ピアノの傍に立つ大貫妙子の透明な声と坂本龍一の弾く
ピアノのこれまた透明な音色が良く溶け合っている‥‥
単体では無個性とも受け取れる音色だ
もはや「木」が鳴っているカンジがしない
連れの若い鍵盤弾きも同じような感想をもらす
「ピアノは行き着く所まで行ってしまったのかな?」と
ともあれ、コンサートは楽しめた!
曲間のトークも面白く、所謂「追っかけ」の投げた言葉
もなかなかよかったし、デパルマ監督の依頼で「ボレロ」
風の曲を創り、ラヴェル協会から訴えられかけたエピソード
など、多いに笑えた!!
アンコール曲は「色彩都市」自分が20代前半の愛聴曲
カラダもココロも「若造」の頃がよみがえる!
音楽はタイムマシンみたいに時を超えさせてくれるものだ
間違いなく今年の「白眉」といえるコンサートだった!